庭作業、秋番茶、お茶コミュニティ立ち上げ。いつの間にかもう今年も終わりが近づいてきました。
寒くなったり、ぽかぽか陽気だったり、いつのまにかすっかり秋めいてきました。
夏は雪駄で出歩いていましたけど、もう靴下を履かなければ風邪をひいてしまいそうです。
この前友人を入った青森県出身の居酒屋さんでは、店員さんに「あなた雪駄なんか履いて、冷え性になっちゃいますよ」と言われました。「あなたのあたたかい気持ちのおかげで大丈夫ですよ」なんて。
ブログやりますと言ってからすっかり書いていませんでした。
有り難いことに仕事を色々ともらえるようになって、忙しい忙しいと言っている間にどんどん時間が経っていきます。
フリーランスの茶人です。
どんなことをしているのかわからないと言われますが、色々なことをしています。
自分のイメージのお茶的なことであれば何でもしています。
庭づくり
ホームパーティのような時に外でお茶会をできるように、庭を作っています。樹の植え替えや、土木作業もします。枕木を埋めて道を作った時は感動の一瞬です。白砂利とタイルで少し高級な空間を演出してみたり、芝生を張って野点スペースを作ってみたり。
どうも僕は写真を撮る習慣がないので、最近の課題です。なにかを伝えたい時に写真があればと思うことが多々あります。
秋番茶
スポンサードしていただいている茶園の秋番茶を作りに行ってきました。
見学とかお手伝いではなく、がっつり農家。
マニュアルの免許を持っていないので軽トラが運転できず、摘採機で摘んだ茶葉を袋詰めしたり、茶葉を運んだり、工場の掃除をしたり。
様々な作業の合間にお茶のことをたくさん学びました。やはり、物事を知るためには、構造を把握して、現場の中に入ってみることが大切だということを改めて感じました。
農家さんがこだわりを持って、栽培、製造している姿勢を目の当たりにすることや、行動を共にすることは、大きな意味があります。
茶人としてお茶の魅力を伝えられたらという想いが高まりました。
コミュニティ立ち上げ
茶迎館というお茶コミュニティを立ち上げました。
日本茶、ウーロン茶、紅茶、抹茶、ジャスミン茶、工芸茶。お茶なら何でもござれのお茶サロンです。
お茶サロンは少しかっこつけました。”お茶部”くらいが妥当だと思います。
お茶って、人が団欒する場にあるものです。
おいしいお茶を飲んで、美味しい食事をして、のんびり仲間とくつろぐ。そんな場にしていきたいと思っています。
岐阜の春日村の茶畑に行く茶摘みツアーの企画とともに、お茶を自分で摘んで、作ってみて、飲む。人に淹れる。そんなお茶を目いっぱい楽しめる場所づくりをしていきます。
老若男女、貴賤貧富の区別なく、ではないけど、もともとお茶がもっている、分け隔てなく関わり合うコミュニケーションを大切にしていきたいですね。
ツイッター
ツイッターを新しく作りました。
色々と不都合があり、、
茶人として情報発信、コミュニケーションをするために、心機一転です。
ポートレートモデルやカメラマンも少しずつ形になってきたので、そちらの方と交えながら。
フォロワーさん777人です!おめでたい数字✨
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月20日
みなさんありがとうございます。これからもよろしくお願いします☺️ pic.twitter.com/CfeFPeXbz1
最後に
頭の中だけで考えていてはなにも前に進まないのだということを改めて感じています。
行動したからこそ、これはシックリくる、これはなんかちがう。と自分の価値観ができてきて、方向性も決まってきます。
ブログも一緒ですよね。書いているうちに口調とか、書きたいこととか、方向性も変わってきたり、実現したいことが見えてきたり。
一歩一歩進もうと思います。
なんとなく年末の気持ちになってきましたが、あと2か月とちょっと、今年も駆け抜けましょう。
身体と心は繋がっている。落ち込んだ気持ちを引き締める方法は。。
電車に乗って移動する時にどうしても気になってしまうのが、道行く人の姿勢です。
駅を歩いていると、下を向いて歩いている人ばかり。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月17日
前を向いて、背筋を伸ばして、胸を張って歩きましょう。
姿勢は気持ちに大きく影響します。
スマホが登場した時から、歩きスマホの人が増えたせいで、みんなが下を向いていると言われていますが、意外と見てみると、歩きスマホはもちろん、それ以外の人まで、背中を丸めて、伏し目がちにつま先や2.3歩先だけ見て歩いているように思います。
まるで誰とも顔を合わせたくないかのように。
思い出してみれば分かりますが、自信がない時の姿勢は、視線は下に向き、自分を守るために体は丸まり、小さくなる。歩幅は狭くなり、呼吸も浅くなる。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月17日
気持ちが苦しい時、不安な時、落ち着かない時、姿勢を変えてみるのも一つの手段だと思います。
人の姿勢やふるまいは、感情や気持ちに大きく影響を与えると思います。
例えばライブで演奏する直前、練習不足で間違えないか心配な人は、下を向いて、小さくなりながら、座っているし、演奏中もお客さんのことを見ていな買ったりします。自分の手元だけ頑張って見ていたりするのです。
気持ちが先なのか、身体が先なのか、鶏と卵のような関係なのだと思いますが、どちらなら帰ることができるかと言えば、姿勢やふるまいでしょう。
心理学でいえば、パワーポーズというものがありますが、クジャクが羽を広げるように、ゴリラが胸を大きく叩くように、人間も背筋を伸ばしたり、前を向いたり、身体を大きく広げたりすることによって、自信が満ち溢れると言います。
実際、僕も人前に出るのに緊張してしまう時や、気分が落ち込んでいる時は、多少無理やりにでも姿勢を整えるようにしています。
そして、日常的にも姿勢を伸ばし、前を向き、大きく歩くことが大事だと思うのです。
着物を着るとね、帯をきゅっと締めるお陰で背筋が伸びるんです。すると、気持ちもシャンとするから。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月17日
和服を着ると、帯を締めるおかげで、気持ちも引き締まる気がします。
物理的に支えてもらっているというのもありますし、帯を締めるという動作のおかげで、気も締まるという効果もあるのだと思っています。
ちょうど中学生の運動会で騎馬戦の時に鉢巻をギュッと締めると、「いくぞ!」という気持ちになったように。
体と心は繋がっているということがよく分かる。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月17日
身体と心はつながっています。
まずは姿勢を整えて、気持ちも整える。
日本茶を、楽しむためには知識が必ずしも必要ではない。けど、知っていたら少し楽しくなると思います。
お茶の楽しみ方
お茶の楽しみ方についてですが、
煎茶、冠茶、玉露、ほうじ茶、烏龍茶、紅茶、抹茶、など、いろいろなお茶がありますが、それぞれ、どんな特徴があって、どんな飲み方をすればおいしいのか、または自分が好きなのかという知識があると、より楽しめるのではないかと思います。
もちろん、僕がマニアックなタイプの人間なので、知識なんかいらないよ!という方がいても全然OKだと思います。
ただ、男って生き物は皆何かしらに対してのオタク気質があるものだと思っています。
たとえば色んなお茶をその時々に合わせて選ぶという遊び方をする場合、特に考えずに好きなものを飲むというのでももちろん構わないのですが、ある程度お茶の知識があると楽しめます。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
主には温度や、栄養、味ですね。
抹茶が好きだよという方は結構多いので抹茶の説明をさせて頂くと、抹茶は栄養がたっぷりだと言われます。カテキン、ビタミン、カフェイン、テアニン、効果としては美容効果や抗酸化作用があるそうなのですが、栄養学的なところは専門ではないのでどなたかにお任せして、鎌倉時代に栄西というお坊さんが『喫茶養生記』という本で「抹茶の栄養はマジやばい」と書いています。
抹茶は乾燥させたお茶の葉をそのまますりつぶしていて、その茶葉ごと飲んでしまうため、ふつうはお湯に溶け出してこない栄養までたっぷり摂取することができます。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
平安、鎌倉の時代は僧侶や貴族の間で薬として飲まれていたと言われています。
抹茶は覆下茶園という茶園で栽培されています覆下はふくした、おおいしたと読まれます。
京都の宇治や、愛知の西尾が有名ですね。
僕は夏に西尾のお抹茶(用の碾茶)工場を見せて頂いてきました。
また、抹茶は覆下茶園と言って、茶葉に覆いをし、日光を遮った栽培をするため、栄養の凝縮した茶葉が育ちます。緑茶とは異なり、旨味も豊富で、香りも高いお茶になります。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
覆下茶園というのがまた栽培上、手間がかかる上に少量しかできないので、抹茶は多少割高なのです。
旨味というと、よく言われるのは「昆布の出汁のような味がする」「しょっぱいかも」という言葉ですが、感じ方は人それぞれなので、自分の感性と向き合ってみてください。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
僕はその旨味が、甘いあんこでできた和菓子に合うと思っています。
千利休や古田織部が茶の湯をやっていた時は、文献を読む限り、栗や芋のふかした物や、木の実、程度を菓子として食べていたそうで、和菓子などというものは江戸時代に食べるようになったようですが、今は和菓子もお手軽に食べられていいですね。
季節を感じるモチーフが、単純な味以上においしく感じます。
抹茶に関して言えば、実は同量のコーヒーよりもカフェインが多いそうなのですが、テアニンという、お茶に特有のリラックス成分によって、カフェインそのものの感じ方が柔らかくなるようです。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
試験勉強で少し遅くまで勉強しようという時は、コーヒーやレッドブルより抹茶がいいのではないかと思います
お茶をの飲んでいると、カフェインはバッチリ聞くのが分かりますね。
抹茶を8杯飲んだときはさすがにめまいがして頭がくらくらしました。
先生はある程度のお年なので、午後になると抹茶は控えているとおっしゃっています。
じゃあカフェインをなるべく取りたくない時は、ほうじ茶や茎茶がオススメです。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
ほうじ茶は茶葉を高温で焦がしているためカフェインが減少していて、茎茶は、茎の部分にはほとんどカフェインが含まれていないからです。
茎茶で有名なのは石川県の加賀棒茶だったり、僕のスポンサーさんの丸火です✨
カフェインを摂りたくないという人も最近は増えてきているように感じていて、その場合は、茎茶やほうじ茶を飲まれるとよいと思います。
厳密にノンカフェインかは物によるので何とも言えませんが、、
また、ほうじ茶や茎茶はお湯の温度の違いで味がさほど変わらないので、沸かしたお湯をバーっと入れてしまうだけでokです。湯気に乗った香ばしくてホッとする香りが楽しめます。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
玉露や冠茶という高級なお茶は、温度を下げたお湯がオススメです。
日本茶の難しいところは、入れるお湯の温度によって出る味が変わるというところもあるのだと思います。
せっかくいいお茶を買っても、淹れ方が分からないと、美味しく入らないなんてことも、、
湯冷ましというテクニックを覚えてみてください。
お茶はお湯の温度で茶葉から抽出される成分が変わります。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
60度から70度くらいで淹れるとアミノ酸が出やすく、70度〜90度で淹れるとカフェインやカテキンが出やすいです。
カフェインやカテキンがお茶の渋みや苦みを作っています。
抽出する成分によって出る味も変わるので、どの温度が正しいというものではなく、自分のお気に入りの味、香りが出る温度を探してみてほしいと思います。
気をつけて欲しいのは、カフェインは人によって許容量が違うということです。
— 神崎ゆう (@kanzaki0728) 2016年10月22日
どこかの国で、レッドブルを何十本を飲んで亡くなってしまった方がいましたが、子供は特に許容量が低いそうです。
カフェインの中毒死、日本でも普通にありましたね。