はじめての茶会。報告。雨の中、なにか楽しいことを。
はじめての茶会。開催しました。
以前にブログで告知したはじめての茶会。
日程:6月21日(日)場所:オリンピックセンターの桜花亭アクセス:参宮橋(新宿から小田急線で3分)から徒歩7分参加費:1000円
午前の部は
コンセプトは「茶道や日本文化に興味がある人で集まって楽しむ」
・梅雨の時期に日本の風情を楽しめる・茶道の簡単な作法を学ぶ機会になる・同じ興味を持つ人と仲良くなれる・美味しい和菓子と抹茶!
というもので、22人のお客様に来ていただきました。
僕が大学4年生なので、必然的に4年生の友達を呼ぶことになってしまい、就活の合間なのにありがたいなあと思いました。
そんな、就活の日頃のストレスを癒せるように頑張ろうと思ったのも大きいんですけど、みんな喜んでくれて頑張った甲斐があったなあという感想です。
和菓子は6月のこの時期なので水無月を出しました。
水無月にまつわる話もしてみたら楽しんでいただけてよかったです。
普段から和菓子をあまり食べない人は多いので、抹茶と和菓子でホッと一息ついてもらえました。
午後の部は
コンセプトは「流派や年齢を問わずに茶道好きが集まる」
というもので43人のお客様に来て頂きました!
4年生から1年生まで、予想した以上にお誘いした方が全員参加してくれてとても嬉しく思いした。
お菓子は甘夏きんつばでした。
ほどよい酸味がさっぱりして、甘すぎず、食べ応えのあるきんつばでした。
お客様の合計すると、65名!雨の中ありがとうございました!!
お道具組は運営の野村と共同で組みました。
会記
色紙 一期一会
香合 木地の皿 無印良品
花入れ 木地のペン立て 無印良品
花 季節のもの
釜 借り物
風炉 借り物
風炉先屏風 借り物
薄茶盛 ガラス製化粧品入れ 無印良品
主茶碗 白磁 はじめの一保堂セット
次客茶碗 萩焼 鶴
仕舞茶碗 美濃焼き
その他茶碗 私物
茶杓 銘:雨 はじめの一保堂セット
建水 木地のサラダボウル 無印良品
蓋置 竹
菓子器 ガラス製 流水
これらの道具組の趣向のポイントは2つあって「はじめて」「無印」というものでした。
はじめての茶会に込めた意味
ぼくたち、お茶会を運営する側として、今後、大きな活動にしていきたいとの思いから開いた「はじめてのお茶会」であること。また、お招きしたお客様にとって、午前の部は茶道に触れる(ほぼ)「はじめての機会」であること。そして午後の部ではぼくたちの運営したお茶会であると同時に、これから一緒に創りあげていく活動の仲間として「はじめて」を共有したいという思いからでした。
それがお茶会の名前であり、また道具組にはじめの一保堂セットのお茶碗、茶杓、そして茶筅を使った理由でした。
お茶碗の白磁の「白」も、純白や純潔といったイメージが有るようにこれから何色にも染まりゆくという想いが込められています。
無印良品の物でお茶会を開く
ひとつは、茶道に使われる茶道具は高価で、由緒があって、大切な物だというイメージがあります。それはもちろん本当のことです。しかし、お茶を楽しむという点から見れば、なにもそういうお道具だけを使わなくてはいけないということはないのです。もともと茶道の道具として扱われた中には、高麗茶碗や井戸茶碗は韓国の飯茶碗を千利休がお茶に転用したものと言われていますし、黄瀬戸は食器として使われていました。茶杓も、象牙は高価だからという理由で竹を用いて安価にできるようにしたとと言います。
それらを見立てと呼びますが、無印良品にあるものを、茶道具に見立てて、気軽にお茶を楽しんでもらえるようにという想いがありました。
また、「無印」という言葉「印がない」から「流派や年齢、経験年数それらのいわゆるマークにとらわれない」という気持ちがあります。
気軽に茶道を楽しめるように
茶道は、歴史があり、奥深いものです。それこそ究めようと思えば一生かかっても難しいものです。しかし、ひとつの文化として多くの人が楽しんでもらえるようにお茶会を開いていきたいと思っています。
今回はとりあえず、呼べる人を呼んで、目一杯楽しんでもらおうと思っていたので、一人一人に話を聞いたりすることもできず、ざんねんな気持ちがありますが、次回からはもう少し余裕を持って交流をはかりながらやっていこうと思います。
活動が育っていきますように。