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就活の面接で考えたコミュニケーションの能力

言葉の壁

何度もあらためて感じるのは、言葉は難しいなあということ。
 
言葉は使う人それぞれで意味が違う。国語辞典に定義はのっているけど、定義がという話ではなくて、コミュニケーションの中で実際に言葉がつかわれる時には、その人の経験によったイメージが言葉には含まれている。
 
同世代であれば多かれ少なかれおなじようなイメージを持っている場合は多くて、それは共通に経験してきたものがあるから。
 
今の時代、本は日本全国で売られて、人気な本はだいたいの人が読んでいたり、映画も全国ロードショーで大々的に宣伝されていたものは見ていたりする。
読んでいない、見ていないにしても話には聞いたことがあるということは多い。
 
ぼくは1993年生まれなんだけど、同世代にポケモンの話をすれば初代の赤、緑のゲームボーイの共通の経験があるから共感してもらえる。ポケモンはめちゃくちゃ大流行したし、同じ時間を共有して、感覚を共有していたと言える。
 
でも、そういう、同じ文化を共有していない人とのコミュニケーションは、同じ言葉を使っていても認識に齟齬が生じてしまう。
 
たとえば分かりやすいのはオタクで、散々議論し尽くされてる話ではあるけど、オタクって元々は「特定のモノについて情報を強烈に他の追随を許さないくらい収集、分析している人」を指していたはずで、ミリタリーオタク、歴史オタク、アニメオタクと別れてたはずなんだけど、アニメやラノベのオタクが目立ってきたから「アニメにめちゃくちゃ詳しい人、歴史や声優や監督や作画、構成それらについて語る人」を指すようになって、それがにちゃんねらーが中心だったりもしたから「にちゃんねるをやってる人」「アニメを観てる人」がオタクと呼ばれるようになった。
 
みたいなところは大体としてあって、そのどこの部類をオタクと呼ぶかでまったく別物の話になっちゃう。
 
というのもぼくの認識でしかないので、まあ、オタクという単語をひとつとっても考えるべきことが多いということで。
 
 

面接での難題

 
大学生までは"ほぼ"同世代の人としか関わっていない人が大半だから、就活の面接で苦労するのだと思う。
 
同じ時間、空間、感覚を共有していない人に、自分の考えを言葉だけで伝えなくてはいけないから。
 
たとえば、部活でリーダーをやってきましたと言っても
1、牽引型リーダー、つまり「人々の先頭を走る」ことで影響力を与える人
2、人格型リーダー、つまり「一段上から見守ること」で影響力を与える人
3、触媒型リーダー、つまり「ファシリテーターをする」ことで影響力を与える人
4、奉仕型リーダー、つまり「後方からの奉仕」をすることで影響力を与える人

の4つのタイプに分けられると定義している。細かく分ければもっとたくさんのタイプに分かれるのだろう。

 
だから、サークルや部活がどういう状況で、自分はどういう人間で、どういうリーダーとして、どんな行動をとったか、行動の結果はどうだったかという要旨を説明しなければ伝わらない。
 
でもこれってとてもめんどくさいし、必要がなかったことだから、それを面接のためにやらなくちゃって思うと嫌だなあと思ってしまう。
 
大学生で、自分のことについて詳しく説明しなくてはいけない機会なんて滅多にない。バイト先や、社会人もいる環境に参加していて、話す機会が多いと、自然と身についていく能力だったりするのだけど。
 
そして他人に適切にものを伝える能力は、社会で働く上では必要不可欠とされている。
 
見ず知らずの他人に1から自分のことを説明して、いかに自分が信用に値するか人間かどうか、仕事を共にするにふさわしい人間かどうかをプレゼンテーションして、契約を結ぶことになるから。
 
そう、だから、リーダー経験がありますとか、賞をとりましたとかそういう特別な経験がなくても、「私はこう考えています。自分はこういう時にこういう行動をとってきました」ということが説明できれば仕事には就けると思う。
 
だから、言葉を適切に使う能力は鍛えたい。