思ったとおりに道具を動かす技術を雨の日にトレーニングする。
傘を持って歩いている時、ひまでやることがあります。
道のタイルの継ぎ目の交差した部分を狙って、傘の先を当てるゲームです。
こんなかんじです。
歩くスピードは変えず、重力にも逆らわないようにして、スッと傘の先を狙ったところに置く。
これ、よく見ると
武:やっぱり、自分の身体を動かす技術を上げておかないといけない。はい。当然のことなんですけど。スポーツやるにしても、何か、いろんなことするにしても。やっぱり頭で思っていることと、実際やっていることがずれていると、なかなかうまくいかない、ということがあるじゃないですか。
よくスポーツ選手が、スランプとかっていうのは、ほとんどそれが原因で。頭ではこうやっているつもりなんだけど、たとえばバットを出すとか、ここを蹴るとか、やっているつもりなんですけど、それとはちょっと、ずれてしまっている。その状態でいろいろ反復練習をたくさんするもんで、反復練習があまり身にならない。
と、武井壮さんが述べていたので
なにか体を動かすことをしたい、とか上達したいとか考えた時、思ったとおりに体を動かす練習をする事が大事だと思いました。
思ったとおりに道具を動かす技術があれば、頭のなかで思い描いている理想の動きを実際に再現することができるのです。
僕の場合は、茶道のお点前というお茶を立てるための一連の動作を、よりかっこよく、より美しく追求していきたいからです。
茶杓、柄杓、道具の置き合わせ、お茶碗をお客様に出す時
茶道の所作というのは、人と人、人と物、物と物の関係性が重要視されているので、距離感を誤ったり、突然動いたりというような部分で、相手に与える印象がまったく変わってしまいます。
自分の体の延長線上にある道具を、思った通りのスピードで、思った通りの位置に動かすことができることが、お点前の技術向上に役立つと考えたのです。
つまり、道具を扱う動作(スポーツも、ダンスも、ピアノも)が上達するステップとしては
- 理想の動作の様子を知っている
- 理想の動作の様子をイメージできる
- 理想の動作を再現できる
余談としては、ぼくは中学生の時に野球部に所属して3年間補欠としてパフォーマンスを発揮してきたのですが、今になってたまにバッティングセンターに行く時、このトレーニングのお陰で、イメージ通りにバットを素振りしてから、ボールのスピードに合わせて打席に入ると、なんと、ブランクを感じさせないレベルには打てます。
中学野球の補欠レベルです
とは言うものの、これは道具を扱うことなら何にでも応用できるトレーニングですし、なんならもっとやりやすいトレーニングもあるので考えてみてください。