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夏におすすめの本。背中がヒヤッとする読後感を味わうなら森見登美彦の「きつねのはなし」

今週のお題「読書の夏」

 

カラコロと 氷の溶ける 麦茶かな

 

夏は氷たっぷりの麦茶を入れて汗のかいたコップを傍らに置いて、自室の畳の上に胡坐をかいて読書をするのがたまらなく好きです。

 

ふと我に返ると風鈴の音が聞こえて、外からは蝉時雨が。

 

本を読んでいた時は気づかなかったのに、なんて思ったりして。

 

読書はいつしてもいいものだけど、夏は夏で特別な気持ちになりますね。

 

好きな本はたくさんあるのだけど、今回は森見登美彦さんのきつねのはなし。

 

きつねのはなし (新潮文庫)

きつねのはなし (新潮文庫)

 

 

森見登美彦さんと言えば「夜は短し歩けよ乙女」とか

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

四畳半神話大系とか

四畳半神話大系 (角川文庫)

が有名なんですが、きつねのはなしは一風変わってまた面白い。

 

森見さんのお話の舞台は京都で、四畳半なんかではおもしろおかしい京都のコミカルな部分を描いているのだけど、きつねのはなしは京都の謎めいてミステリアスな、不思議な話。

 

そんな秘密を持った街京都で怪しい物語に飲み込まれてしまった人が4人。

短編として綴られている。

 

タイトルにある「きつねのはなし」と「果実の中の龍」「魔」「水神」

 

どれも夏にぴったりな背中がヒヤッとする読後感を味わえる短編です。