昨日とは違う自分になる。それが成長するということ。
成長するとは
成長したい、成長したいって言うけど、成長ってどういうことか分かってるの?なんてベンチャー気質の学生とか、ベンチャービジネスマンとかに対して思ったりしないこともなかったけど、結局、自分でも成長ってなんのことかイマイチ定義づけられていなかったところがある。
前までの自分よりも良くなる。とか、新しいスキルが身につくとか、もっと具体的に言えば、英語が話せるようになる、営業でノルマを達成できた。そんなことも全部成長にひっくるめて言うことができるわけ。
じゃあ、それら全部、あえて一言で言うとするならなんなのか。と言えば、昨日とは違う自分になる。ってこと。
成長したければ、ひたすら変化すべし
それを明快にしてくれたのが昨日に引き続き、
ちきりんさんのブログ。プロの格闘ゲーマー、梅原大吾さんと対談したインタビュー記事。
以下引用。
・僕にとっての正しい努力、それはズバリ、変化することだ。
・成長というのは、とにもかくにも同じ場所にいないことで促進される。
世の中には「成長するために頑張る」という人がたくさんいます。
でも敢えて極端な言い方をすれば、頑張っていても成長なんてしない。
「頑張る」っていう言葉は全く具体性を伴わない。具体性を伴わない言葉は、精神力や根性の世界へ人を導いてしまう。そして多くの場合、「とりあえず長い時間、働く」という不毛な結論に到達します。
そんなことしてもまったく成長しない。「成長したければ変化しろ。何かひとつでいいから、昨日と変えろ」というのが、彼のメッセージ。
頑張れば成長するとか、努力すれば成長するとか、それは必ずしも間違っていないけれど、本質的ではなく、つまるところ、変化することのみが成長と呼べるのだ。
どう変わればどう良くなるのか、そんなことはまったく考えずに、まず変化すべき。
もちろん、変化と言ってもどういう方法で変化をするかという問題になる。
行動することで変化が起こる
少し具体的に言うなら、行動する。というところに尽きるだろう。
たとえば
・本を読む
・映画を観る
・家から出て、散歩をする
・行ったことのない場所へ行ってみる
・人と話をする
・今までしたことのない経験をしてみる
など。
これらは、場所の変化や、知識の変化、他者の価値観と向き合う事による考え方の変化や、新しい経験の積み重ねによる能力の変化などだ。
学ぶこととは、ここではないどこかへいくこと。と誰かが言っていた。
布団の上で寝転がって「あー成長したいなー、なにか面白いこと起こらないかな-」とか言ってても絶対に変化するわけない。
「果報は寝て待てじゃないか!」なんていう人がいれば、まず種を蒔こう。話はそれから。
そして、知らない誰かに会ったり、知らない作品に触れたり、知らない食べ物を口にしたり、そうやって新しいものと出会うたびに新しい自分になっていくのだ。それが成長になる。
もちろん、その変化もとりあえずなんでもいいというわけではなく、ある程度定まった方向性が必要なのは前提にある。
しかし、
「変えればいい方向に向かうとわかっていることは、みんなもそれに気がついてる。そんなことやってもトップには立てない。トップであり続けるためには、それがわかる前にトライする必要がある」
というように、みんなと同じに変化するのでは意味がない。一歩でも早く変化することが大事だ。トップを目指す場合。
最後に
とりあえず変化して、それがよくなかったら、また変化すればいい。そうすればより大きく成長しているはず。
昨日とはひとつでも違う自分になる。