【五島美術館】布袋さんは最強のミニマリスト【宗教と美術】
布袋さんと言えば優しい笑顔に大きく膨らんだお腹、そしてそのお腹に負けず劣らず大きくて中身の詰まっている袋が特徴の七福神の1人のことです。
かっこいいサウンドを掻き鳴らすイケオジの布袋寅泰さんを期待して来られた方は、ごめんなさい。
(布袋さん参考画像 http://www.geocities.jp/mitaka_makita/kaisetu/hotei.html )
この布袋さんは、中国、唐の末期である9~10世紀に実在した禅僧がモデルになっているらしい。常に大きな布の袋を背負っていたから布袋さんと呼ばれるようになったのだそう。布袋さんは禅僧と行っても、お寺に住んでいるわけではなく、ふらふらと色々なところを歩き回っていた。
そんな布袋さんが持っているこの布の袋、何が入っているかというと、生活必需品や、お布施してもらったものが全て入っているのだという。つまり、この袋さえあれば生活できるということ。
家もなく、この袋があれば生活できる。
これは最近流行りのミニマリストと呼ばれるスタイルでは???
ミニマリストとは、最小限主義者のことを指しますが、最低限、最小限の所持物で生活する方のことです。
ふふ、そう考えると布袋さんにも親近感が湧きませんか。
こんなことを思いついたのは、昨日、五島美術館の秋の優品展「宗教と美術」に行ってきたからです。
http://www.gotoh-museum.or.jp/exhibition/open.html
五島美術館では立派な布袋さんが迎えてくれました。
もちろん、他にも紺紙に金字や銀字の写経や、ブッダの涅槃図など、見どころ満載でした。
詳細は
期間 2015年9月5日[土]―10月18日[日]
休館日 毎月曜日(9月21日・10月12日は開館)、9月24日[木]、10月13日[火] 開館時間 午前10時―午後5時(入館は午後4時30分まで) 入館料 一般1000円/高・大学生700円/中学生以下無料
です。
気になる方はぜひ行ってみてくださいー