凡人が天才に勝つ方法
人が、なにかをできるようになるためには3段階のプロセスがあります。
1,知る
2,分かる
3,できる
です。
頭で知識として知っていることでも、理解して分かっていなければ話すことはできないし、実際にやってみないとできるようにはなりません。
これはよく言われていることです。
ただ、天才がいたとして、つまり、その場でぱっとある程度のレベルでできてしまう天才がいたとします。
知らなくても、自分で説明できなくても、センスや感覚でできてしまう人がいます。
ミスタージャイアンツと呼ばれる長嶋茂雄は、天才型と言われ、自分のバッティングを伝える時に擬音語でしか説明できないので、誰も理解できませんでした。
そんな天才は、知る、分かるの部分を省略してしまっているからです。
具体的には、無意識のうちにやっているというだけなのですが、無意識であるがゆえに言語化できません。言語化できないということは、再現性に欠けるということでもあります。
スランプに陥った時などには、なぜ自分が今調子が悪いかを説明することはできないし、どうしたら良くなるかも、答えが明確に出るわけではありません。ヘタをすれば、スランプから抜け出せないこともあるのです。
凡人である人が努力を積み重ねた場合、この知ると分かるを徹底的に行えば、天才がスランプの間に追い抜かすことができるのです。
もっとも、それをしても追いぬくことができない本物中の本物の天才もいることでしょうが。。
このことは、童話が私達に教えてくれています。
ウサギとカメ。です。
ウサギさんがカメさんと競争をしたところ、才能に任せて油断したウサギさんはお昼寝をしてしまい、その間もゆっくりゆっくり歩き続けたカメさんに負けました。
努力は報われる、と言うとそれは嘘になります。ただがむしゃらに頑張っても結果に結びつかない場合もあるからです。
正しい方向に適切な量の努力をすれば、努力は報われる。これが正解でしょう。ゴールに向かって、適切な努力が大切です。