【都内庭園情報あり】お呈茶の立礼と座礼の違い。
前回の記事で「立礼」ってなんですか?という質問を頂きました。
この写真ですね。
呈茶(立礼席)と書いてあって、自分は今では当たり前のように使っている言葉なので、確かに、分からないですよね。と思って、疑問をありがたく感じています。
座礼と立礼
お茶の飲み方には座礼(ざれい)と立礼(りゅうれい)というのがあって、こうかき分ければなんとなく分かるかもしれないのですが
座って飲むか、立って飲むか
の違いです。
いわゆる蕎麦の立ち食いと同じようなスタイルで、立ち飲みってやつですね。座って飲むのと違って、お茶席の回転率が圧倒的に良いので営業利益が上がります。
すみません嘘です
こちらの写真を御覧ください。
この写真は僕の茶道部の学園祭のお茶会の写真なのですが、手前に畳が敷いてあって、奥にはベンチに緋毛氈を掛けてあります。(よくお団子屋さんなんかである腰掛けです)
この写真で言うと、畳で正座をして抹茶を頂くのが座礼、ベンチに腰を掛けて抹茶を頂くのが立礼になります。
なんで立礼なんていうのがあるのかというと、色々理由はありますが、茶道という世界の都合上、お年を召して腰や膝を痛めてた方や、正座をできない人への配慮です。
特に立礼式の点前(椅子でお茶を点てること)は明治5年の文部省博覧会で外国人を招くために裏千家11代玄々斎が創案したもので、外国人にとっても正座は厳しい物があるということで、立礼というのがあります。
都内の呈茶席
都内にある呈茶席は、座礼も立礼もあります。
座礼
白銀台の畠山記念館。畠山即翁が収集した茶道具展示されています。お宝ばかり。
先日も織部展をやっていたので行ってきました。
新橋の浜離宮庭園。お正月には鷹狩や合気道の演舞もやって、露店なんかも出るので結構な人で賑わいます。
千石の六義園。桜のライトアップが有名。1時間待ちくらいで並んでました。綺麗だった。
立礼
新宿御苑。イギリス風景式庭園やフランス式庭園、日本庭園があって、一日中楽しめます。温室の植物園もあります。
庭園は楽しい
就職活動中とか、心を休ませるために庭園巡りをしていました。
抹茶も飲めるし。芝生に寝転がってもいいし、四季折々の花もみることができる。
都内で、近くに庭園があれば、足を運んでみると楽しいと思います。