自分を変える読書。

自分を変えるには、人と会うことと本を読むことだという。

 

本は、1人の人の思考の過程が綴られていて、読書は著者のロジックをなぞっていくことだ。今手元にある単行本は40文字*17行*300ページで、ページによって差があるが、約204000文字が著述されている。

 

人が一分間に読める文字数は大体400文字程度だと言われていて、文字の追い方や読み方にもよるけれど、自分もそれくらいの時間感で読んでいる。感情移入して読みたい時は時間をかけて読むし、情報を得るために読む時は飛ばしながら読むため、時間はかからないが。

 

とすると204000文字といえばノンストップで400文字/1分を続けると510分。時間に直すと8.5時間だ。

 

8.5時間も他者の価値観に触れていたら、影響は受けて当然だろう。小さな単行本でさえこの数であり、物によってはそれ以上の時間をかけるわけだ。

 

言葉は自分と他者をつなぐためにある。世界に自分しかいなければ、言葉は必要ない。つまり読書はコミュニケーションであり対話だ。

 

人が変わるには人に会うことと、本を読むことだという。しかし、その本質は実は同じで、自分以外の価値観に接触し、影響を受けることが自分を変えることになるのだ。