会いたいと思ったら電話をするのがいい。twitterでリプライをするのではなく電話をかけよう。

 SNS社会になってきて、twitterなどではフォローしている人には気軽にリプライでコミュニケーションをとることができる。便利で、まるで相手との距離が縮まったようだと思ったこともあった。

 

でも、twitterで会話をしても、感覚的に、大勢の中で二人で話している感覚がある。その会話は二人をフォローしている人から見られるし、時にはその会話に誰かが参加することもある。

 

そういった会話も楽しいといえば楽しい。

 

ただ、最近ふと思ったのは、そうやって簡単にコミュニケーションが取れるようになったからこそ、やっぱり電話っていいものだ。ということ。

 

電話の良さ

電話の良さというのは、声が聞けるところにあるのだけれど、声を聞くことによって、その人を身近に感じることができるし、声のトーンで文面上よりも心の機微に寄り添った会話ができる。文章だけ見て、気持ちがうまく伝わらずに喧嘩になってしまうというのはよくあることだから。それに、声を聞くと安心する。

 

人の感覚器官における情報の受け取りの割合は目からの情報が80%で、耳からの情報は10%程度だと言われている。

 

しかし、瞑想をした時などに思い当たるのは、目を閉じて、目からの情報を遮断した時のほうが、周りの音に敏感になることで、自分を取り巻く環境をよりリアルに、鮮明に感じることができる。あ、鳥が鳴いているとか、葉の擦れる音が風を感じさせるとか。

 

それに、目はせいぜい前方170度程度しか見ることができないが、耳は自分を取り巻く360度の音を聞くことができる。

 

そういったところから考えてみても、自分を温かく包んでくれるのは、目からの情報ではなく、耳からの情報ではないだろうか。

 

リアルのコミュニケーション

というわけで僕は、最近は友人と話したいと思った時は、電話を掛けることが増えてきた。

 

思い出したけど、昔なんて家の固定電話にかけて「ケンタくんいますかー?」ってケンタくんのお母さんに取り次いでもらわないと電話できなかったのに、今では誰でも携帯電話持ってるんだからそれだけでも思い返してみたら凄いことだと思う。10年前の話。

 

ネット上のコミュニケーションが簡単で、楽で、活発になってきた時代だけど、それは人と人との距離を近づけたようでもあり、遠ざけてしまった気がする。

 

仮想のコミュニケーションが盛んになったからこそ、リアルのコミュニケーションが希薄になり、求められると思う。

 

SNSで一本言葉を送信するより

電話を掛けよう

 

もっと言えば

 

電話を掛けるより

今度会おうよ