言葉を武器に。
就職活動をした時に自分の考えたこと、行動した意味、結果を論理的に話せる人と、話せない人がいて、世の中からは、論理的に話せる人のほうが評価されやすいことを学んだ。
「自分が考えたことであれば、一から十までの順を追って話せるでしょう」という理屈で、経験したことを話せない人は、自分で考えていない、経験していないというレッテルを貼られていた。
ただ、言葉では説明できないけれど、確かな確信があって行動した人もいると思うのだ。
僕はどちらかと言うとそういう感覚型の人間で、友人からは、良く言えば無邪気、悪く言えば子供っぽいところがあるという評価をされることがある。自分を振り返ってみても納得せざるを得ない。
感覚でものごとを決める人間の場合、周りからの評価は不安定になりがちで、信頼に欠けるところがある。なぜならば、目標に至るまでの過程が見えづらいからだ。
細部に渡るまで言語化できるというのは、目標に向かって確実なステップが見えているという印象を与えることができる。まずはなにをして、状況がこう変わるから次はこうする。この場合はこう。きちんとシュミレーションできているのであれば、信頼に値する。
また、過去のことを論理的に言語化できることは、成功の理由や失敗の理由が自分の中で明確になっているということでもある。
しかし、中には、実行していないのに言葉を操るは長けているという人もいなくはない。
実際、その人が行動している場面を見ていない面接官にとっては、語られるものが全てであるからだ。もちろん、言葉がよければ騙すことができるというわけではなく、その語られる言葉に実感がこもっているか、心がこもっているかというのも見られているだろうが。
思っていても、考えていても、それが表に現れなければ、人には伝わらない。
表に現れるというのは言葉だけではなく、行動や、雰囲気、立ち居振る舞いといったところも考慮する必要はあるが、言葉は重要である。
言葉は目に見えないものに、形を与える。
経験や想い、過去や未来さえも言葉は創ることができる。
言葉を武器に。
ブログ記事のネタを生み出すコツは、ネタを出し続けること。
ネタは出し続けることで生まれる。
ウソだと思うかもしれないが、これは本当だ
三ヶ月間なにも書かずにいると、さぞや書くことがたまっているはずだ、とそう思う人もあるだろうがそんなことはない。
三ヶ月間何も書かずにいたら、おそらくアタマが空っぽになって、再起動が困難になる。
つまり、沢山のアイディアを出すとアイディアの在庫が減ると思うのは素人で、実のところ、一つのアイディアを思いついてそれを現行の形にする過程の中でむしろ新しいアイディアの三つや四つは出てくるものなのだ。
ネタは、何もせずに寝転がっている時に天啓のようにひらめくものではない。歩いているときに唐突に訪れるものではない。多くの場合、書くためのアイディアは書いている最中に生まれてくる。というよりも、実態としては、アイディアAを書き起こしているときに、派生的にアイディアA’が枝分かれしてくる。だから、原稿を書けば書くほど持ちネタは増えるものなのである。
コラムニストの小田嶋隆さんのコラムの一部分の引用だ。
創作をする時用にメモとしてとっておいたものなのだけど、ブログを書くようになって実感として分かった。
なにかネタになることはないかなあとぼんやりしている時は、そんなに面白いことが思いつくわけではなく、とりあえず書こうと思って文章を書き出してみると「これも書きたい」「あれも書きたい」と派生していく感覚がある。
例えば最近で言えば
疲れたと言わない話から
憑かれを落とす禊の話を書き
茶摘みの話から
ジャスミンという女の子の日本語の勉強方法の話を思いついた
ブログの場合、一つの記事の中にテーマは一つと決めているので、派生的に思いついたテーマはまた別の記事になる。
一つの記事を書くたびに三つ四つ思いつくことができればアイディアの永久機関が完成する。
昔のことわざに、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるというのがあるが、ブログの記事もたくさん書けばいくつかは「おっ」と思われるものも書けるに違いない。
そういえば、∞プチプチの開発者の高橋晋平さんという方は、その後も∞エダマメなどでヒットし、ヒットメーカーと呼ばれているものの、1年間に1000個以上のアイディアを出してそのうち2,3個がようやく売れるという話らしい。その割合は0.3%だ。
良いものを創り出すにはそれなりのアイディアの数が必要で、アイディアの数を増やすにはまずアイディアを出すことが大切ということ。
僕的ブロガーのネタメーカーさんは
サキさんと
daisuke-tsuchiya.hatenablog.com
ツチヤさんです。
記事の更新が凄まじくて尊敬しています。
自宅でも作れる!紅茶の作り方。
日本語を勉強中の台湾人の女の子から学んだ、学ぶ技術
茶摘み合宿の期間中、ジャスミンという台湾人の女の子とともに行動をしていました。
ジャスミンは今年の3月に日本に来て、日本語を勉強中で、台湾に帰ったら日本語の先生をするそうです。
「なんで日本語を勉強しようと思ったの?」
「日本好きです。いい国です」
「そうなんだ!日本の何が好き?」
「日本のごはんが好きです、おいしい!」
とのことで、食べるのが大好きだからだそう。
ジャスミンが、とにかく日本語を覚えるのが早くて、2日間一緒にいただけでも驚くくらいのスピードで上達していきました。
新しい物事を覚える時にどうしたらいいのか、学ぶべきところがあった気がします。
とにかく質問して、メモを取る
ジャスミンはとにかく質問責めにしてきました。
「これはなんですか?」
「お茶だよ」
「お茶って?」
「グリーンティー」
「おーけー、grean tea! 日本人はミルクティーも飲みますか?」
「飲むよー」
「ゆうすけはミルクティーとお茶どっちが好きですか?」
「お茶かなー!茶道やってるから抹茶も好きだね!」
「茶道って何ですか?抹茶は?」
「ジャパニーズティーセレモニー!抹茶は、パウダーグリーンティーかな」
「なるほどー」
と。ほかにも、この花は?この果物は?この器は?ととにかく目につくもの気づくものをすべて質問してきます。花の名前とかは知らないものが多くて答えられませんでしたが、一つ一つ丁寧に答えてあげたつもりです。
一度聞いたことはすべて自分の日本語ノートにメモをしていました。
覚えた言葉をすぐに使う
メモを取った言葉はすぐに使います。
今の時期なので、デザートに出てきた柿とか、「柿おいしい!」と連呼していて、次の日に干し柿が出てきた時は「柿!昨日と違いますねー」と言って、覚えたての柿を確認するようにすぐに言葉にしていました。
覚えた言葉を、反復することで、忘れないようにしていたのでしょう。
教えたことを覚えてもらっていると教える側としても嬉しいもので、もっと色々なものを教えてあげたくなります。
まとめ
たくさん質問して、たくさんメモをとって、繰り返し使う。単純なことだけど、これをどんどんやっていくのが覚えるのに大切なことだなと思いました。
あと、わからないことを臆さずに質問することと、興味、好奇心がとても大切ですね。
食べ物の名前を覚えるのがとても楽しいみたいでした。
憑かれた日は寝る前にお風呂に入るという禊。
「疲れた」は「憑かれた」が語源なんですという話をしました。
おつかれの反応
先日は魔の刻まで釣っておりました。憑かれました。悪い女房にも取り付かれております。id:akouroushix さん
いやぁ憑かれた憑かれた。お祓いしてもらいたいですよーw
創作なんだ!言わなきゃバレないよ!!へぇ~、かみゅくんって若いのに含蓄あるなぁと感心しながら読んでました。私?もう10年前から憑かれっぱなし。若いかみゅくんにはわからんだろうよ(T_T)
お疲れ様でしたの違和感に憑かれます。
お風呂に入るという禊
水と禊祓
三番茶を摘みに、東京から岐阜県揖斐郡春日村まで行ってきた。
先週、金曜日の夜から日曜日の夜にかけて、二泊三日の茶摘み合宿に行ってきました。これがいわゆる弾丸ツアー。
これは品種改良した茶の木なのだけど、手入れをするとこんな感じに綺麗に生える。
茶は養生の仙薬なり。延齢の妙術なり。山谷これを生ずればその地神霊なり。人倫之を摂ればその人長命なり。天竺、唐土、同じく之を貴重す。我が朝日本、また嗜愛す。古今奇特の仙薬なり